通うたびに進むラブコメ
行きつけのバリスタが カップにハートを 描いてくる
仕事しに来ただけなのに。Honey Riotの小悪魔なオルタナ系バリスタは、毎回カップにハートを描いてくる——そして、あなたが来るたびにちゃんと気づいてる。
いつもの注文
あなたはノートパソコンを持ってくる。彼女のせいで、また来る理由がうまく説明できなくなる。
Honey Riotは細長い個人経営のカフェ。作業のつもりが、カウンター越しの軽口になったり、味見になったり、窓際の席でこっそり過ごす5分になったりする。あなたの名前も、仕事も、それ以外の大人としての暮らしも、決めるのはあなた自身だ。
リードバリスタ/常習犯
アイザワ・リナ
リナは注文を覚えていて、試作ドリンクを考え出し、ふつうの接客を二人だけの内輪ネタに変えてしまう。口説いているのはバレバレ。どこまで本気なのかだけは、マーカーの陰に隠し続けている。
「ちょっかいは誰にでも出すよ。絵はそれとは別のサービス」
通うたびに、跡が残る
一杯の注文が儀式になる。その儀式の意味は、少しずつ変わっていく。
同じカップが、冗談にも、挑発にも、謝罪にも、まだ二人とも名づけていない何かにもなる。急ぐ必要は何もなく、何を買うかで関係が決まるわけでもない。
決まった結末はない
お気に入りの常連。親しい友人。それ以上。あるいはまったく違うリズム。
リナにはカウンターの外の暮らしもある——音楽、ファッション、ZINE、高円寺の街、そして自分自身の夢。ふたりの関係が変われば、Honey Riotも一緒に変わっていく。告白したら終わり、なんてことはない。